函館市立図書館

(函館公園内)

昭和2年(1927年)

鉄筋コンクリート造2階建

市建築課(小南武一)設計・堀田組施工

函館の図書館の歴史は、明治39(1906)年に岡田健蔵氏が自宅に図書室を開設したのに始まります。

明治42(1909)年には函毎緑叢会(函館毎日新聞の投稿者の集まり)の企画により、函館公園内の

区有の共同館を借りて私立函館図書館が開館され、市民有志によって運営されていました。

大正15(1926)年市立図書館の設立が決まり、小熊幸一郎氏の寄付金などで、鉄筋コンクリート3階建ての

本館が竣工、その機会に私立函館図書館の蔵書3万余冊をはじめ、建物を含む全てを引継ぎ、昭和3年

7月16日に現在の市立函館図書館が誕生しました。

昭和9年の大火により、木造の共同館を失いましたが、大正5(1916)年相馬哲平氏の寄付で建てられた

5層の書庫は、北海道における初期の鉄筋コンクリート構造の建物として貴重なものです。

また、蔵書の中には、北方関係資料や啄木文庫など特色のある資料を収蔵していることで名を知られています。

(説明板より)